奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は晴れ、気温は6℃。(8:00時点)※下記の情報は11月12日(水)時点のものです。
最近の奥日光は雪が降ったり、朝水たまりが凍っていたりと、秋も終わりいよいよ冬が始まってきています。戦場ヶ原や湯元へお越しの際はスタッドレスタイヤが必要になってきました。
今回は自動運転バスに乗って、赤沼~千手ヶ浜までの低公害バス路線を見てきました。
11月4日~11月30日までの間、奥日光低公害バス路線で自動運転の実証実験を行っているんです。道路にひかれたマーカーを辿って自動で走る大型EVバスで、環境に優しく先進的な技術を体感いただくことができます。
ブレーキはやさしく停まってくれますし、走行中も快適に乗れました。また、車窓を広く作られているので周りの森の景色を楽しみながら乗ることができます。
さて、奥日光では紅葉も終わり見どころがないのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今、低公害バス路線があついんです!特におすすめな場所が終点の千手ヶ浜。バス停から5分程ですぐ浜辺に着きます。
取材日は雲一つない快晴で、真っ青に輝く中禅寺湖を眺めることができました。また、冬の中禅寺湖ならではの生き物にも出会うことができました!
青い湖に白っぽい塊がぷかぷか浮かんでいました。
ハジロカイツブリという水鳥です。日本よりも北の国から越冬するために渡ってくる冬鳥でもあります。赤い瞳がよく目立ちますね。潜水するのが得意で、双眼鏡で観察しているとすぐ見失って離れたところで浮かんでいるというのが潜水得意系水鳥たちの観察あるあるです。
他にも冬の中禅寺湖ならではの生き物に出会うことができました。その生き物は翼を広げたときの端から端までの長さが2m50㎝ほどにもなる日本で一番大きな鳥です!
今年も奥日光にオオワシが来てくれました!毎年中禅寺湖にやってきて湖に棲むマスなどの魚を食べています。千手ヶ浜の上空を飛んでくれることもありますよ!
今回は千手ヶ浜ではなくバス路線を歩いている途中に川の近くを低く飛んでいました。この時期はブラウントラウトというマスの仲間が産卵のために川を遡上するため、それを狙っていたのでしょう。実は湖だけではなく川の近くもねらい目!バスの中から川を見られるポイントもいくつかあるのでバスに乗っている間もオオワシを探すチャンスです!
千手ヶ浜を散策して冬鳥たちを観察するのも良いですし、広い車窓から手軽に景色を楽しんだり、オオワシや野生動物たちを探すのも楽しいですよ!今の時期は人気が少なくなるので出会う確率がちょっと高くなっているかも…?今こそバスに乗って楽しんで頂きたいです。(渋)
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