赤沼自然情報センターから歩いて15分ほどのワタスゲデッキまでの短い区間を往復してきました。
湿原内の景色はすっかり秋色です。
取材時は雨が降ったり止んだりのぐずついた天気でしたが、このようなコンディションの時は草紅葉の色がしっとりと映えるのでお勧めです。
そんな湿原内に近づいて見るとひときわ目立つ植物たちが。
こちらは緑から赤へのグラデーションが美しいレンゲツツジ。
梅雨時のオレンジ色の花も綺麗ですが秋は葉を高揚させ湿原を彩ってくれます。
他にもワタスゲデッキの足元には葉や茎が真紅に染まっていたのはアキノウナギツカミ。
草紅葉は景色全体として楽しむのはもちろんですが、その彩を構成している植物たち一つ一つに焦点を当てるのも面白いですよ。
さらに頭上を見るとズミの実が熟しはじめ赤く染まっていました。
こちらも雨に濡れ、みずみずしい感じが素敵です。
今年は暑さの影響もあり、草紅葉や紅葉がどのように進行していくか読めない部分も多々ありますが秋本番へ着実に歩みを進めています。季節の進行具合に置いて行かれないように情報発信をしていきたいと思います。(福)
おしらせ
日光自然博物館では9月、10月に戦場ヶ原秋のガイドウォークを開催予定です!
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