奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気はくもり、気温は8℃です。(8:00時点)※下記の情報は5月7日(水)時点のものです。
今回は中禅寺湖畔北岸(千手ヶ浜~竜頭滝)を歩いてきました。
このコースは山の斜面を横断するような道なので道幅が細く、道の両側は急斜面になっています。
そんな場所にはある植物がたくさん生えます。
それは、アカヤシオやトウゴクミツバツツジ、シロヤシオなどのツツジの仲間です!
取材日(5月7日)はトウゴクミツバツツジの紅紫色の大きく膨らんだつぼみがたくさんありました。一部、3~5分咲きまで進んでいる株もありましたよ。今後が楽しみですね!
いろんな樹木の葉が芽吹いてきて、森の中はいろんな色で溢れていました。
(イヌブナ)
透明感のある淡い『黄緑色』が美しい!みずみずしい葉をずっと見ていると心が洗われるようです。
(ハウチワカエデ)
葉をよく見ると白くて短い毛がびっしり生えています。光の当たる角度によって葉が『銀色』に光って見えました!小さな赤い花も可愛らしい。
たくさんの毛は虫に食べられないように若葉を守っているといわれています。今回、毛以外の方法で虫に食べられないようにしている木の葉を見つけました。その葉はなんと『赤い』のです!
(イタヤカエデ)
赤い葉の持つアントシアニンという色素には虫の幼虫を寄せ付けない効果があります。それだけではなく発達中の葉緑体を紫外線から守っているといわれています。黄緑色の葉がたくさんある中、赤い葉はとても目立つので探してみてください!
クマシデ類の花です。枝の先端に長さ5センチほどの細長い花がたくさんぶら下がっていました。湖畔から森を見たときに、『黄色』の塊がよく目立っていました。
『黄緑色、銀色、赤色、黄色』とたくさんの色を見ることができました。決して派手な色ではないですが、本格的に新緑が始まる前、若葉が開ききる前にしか見られない光景です。
トウゴクミツバツツジが満開になる頃には葉がかなり生長し、今回お話ししたような色は見られないかもしれないので、お早めに!(渋)
動画も作ったので、ぜひご覧ください!
ーーーーーーーーーーーーーおしらせーーーーーーーーーーーーー
今回ご紹介したトウゴクミツバツツジ以外にも奥日光では様々なツツジが季節ごとに咲き誇ります。ツツジと登山、両方を楽しめるイベントを開催します!!
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