日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.09.01
新・山の上からこんにちはvol.528

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は晴れ 、気温は16℃。(8:00時点)※下記の情報は8月30日(水)時点のものです。

 

 今回は中禅寺湖南岸へ行ってきました。歌ヶ浜駐車場から阿世潟までの1時間ほどのコースです。

 

この時期の奥日光は夏から秋への移り変わりの季節。

何か面白い出会いがないか期待しながら歩いていると、個性豊かなキノコたちを見つけました!

まず最初に見つけたのはサーモンの身のような色をしている「マスタケ」。手のひらほどもある大きさで遠くからでも目立っていました。

 

続いては、てっぺんの紅色を口紅に見立てた「クチベニタケ」

 

キノコ以外にはこんなものも。

ヤマブドウの実が色づき始めていました。

 

キノコにブドウと秋らしい出会いに心を躍らせていると今度は、気分を夏に引き戻してくれるような出会いがありました!

ハイキングコースの脇の倒木に何やら黒い塊がもぞもぞ動いていました。

正体は立派なミヤマクワガタ!

奥日光の夏を代表する昆虫ですが、夏も終盤のこの季節に欠けている足などもなく綺麗な状態だったので驚きました!

 

季節の変わり目というとまだそれぞれの季節の目玉が出そろっていない中途半端な季節と思わるかもしれません。

しかし、実は運が良ければ両方の季節のものが一度に楽しめる欲張りなタイミングなのです!

 

そして、それは景色ついても同様です。

ゴールの阿世潟に到着すると、夏と秋の両方を象徴するような景色が待っていました!

サファイアのような深い青の中禅寺湖の上に男体山が堂々とそびえていました!空は澄み切った秋の空で、中禅寺湖の青と合わさって男体山の雄大さをより一層引き立てていました。

さらに、湖畔の木々は葉を青々と茂らせており、阿世潟の白い砂浜も合わさって夏の盛りの雰囲気を残しながらも渡る風の涼しさには秋の気配を感じられました!まさに夏と秋の良いとこ取りの絶景です。

 

先程も触れたとおり季節の変わり目は、それぞれの季節の良いところを楽しめます。今回紹介したような出会いや景色に加え、風の涼しさや日差しの強さの変化など現地に行かなければ味わえないものもあります。ぜひ、実際に足を運んでその時期ならではの出会いや雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

今回のブログに合わせてYouTubeに動画をupしました!ぜひ、ご覧ください!

~今回のコース~

今回ご紹介したコースは片道1時間ほどのコースになります。

ハイキングコースは途中から未舗装の道となり石がごろごろとした足元の悪い道となります。訪れる際は履きなれた運動靴などがオススメです。

 

~イベント情報~

当ホームページの「ガイドツアー」にて、9月・10月開催のイベント情報の公開が始まりました!

今年の秋は、私たちと一緒に奥日光の大自然を楽しみましょう!