日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.07.14
新・山の上からこんにちはvol.522

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は雨、気温は19℃。(8:00時点)※下記の情報は7月12日(水)時点のものです。

 

今回は赤沼を出発して石楠花橋から1002号線沿いを歩いて行き、高山入り口から峠を越えて中禅寺湖北岸の熊窪へ抜け、千手ヶ浜を目指して歩いてきました。

 

このコースは高山のツツジが咲く季節には賑わいを見せますが、この時期になると比較的人通りが少なくなります。

しかし実は、夏にピッタリなさわやかなコースでもあるのです。

 

まずは、1002号線を歩いて高山入り口を目指して行きます。

1002号線は両サイドが大きく広がるミズナラの森となっていて雰囲気がありますよ。

道路に差し込む木漏れ日が良い感じです♪

 

赤沼を出発して30分ほどで高山入り口に到着。

そして、数百メートルほど歩いて行くと早速、さわやかな絶景が!

 

森が開けてシラカバの林が姿を現します。

水色の空にシラカバの白い幹と青々とした葉が映えて、さわやかな色合いが最高なのです!

 

また、この場所では景色だけではなくある「音」も楽しめました!

シラカバの林を眺めながら耳をすますとシャカシャカと軽快な音が聞こえてきたのです。

音の正体はヒナバッタという小さなバッタが出す音でした。

この音に加え、草木が風に揺れる音、鳥のさえずりが一体となって自然の交響曲となっていました♪

この場所では、美しい景色だけではなく音にも注目してみてください!

 

引き続き千手ヶ浜を目指して歩きますが、峠を抜けると斜度がある下り坂となり、石なども目立つようになります。

滑ったり、躓かないようにご注意ください。また、高山周辺は熊の出没も多いエリアですので少人数で歩く際は熊鈴を携帯しておくと安心です。

 

そして、足元に注意しながら進むと熊窪に抜けて、いよいよ中禅寺湖とご対面です!

熊窪の白い砂浜と青空、夏特有の青緑色に染まった中禅寺湖の組み合わせは筆舌しがたいほどに美しかったです。

湖面を吹き抜ける風のさわやかさと相まって別天地のような爽快感を味わえました!

 

熊窪の美しい中禅寺湖でも十分満足してしまいそうですが、さらに15分ほど歩いて千手ヶ浜から見る中禅寺湖も格別ですよ!

中禅寺湖のバックに男体山がそびえる雄大な景色を楽しむことが出来るのです!

熊窪と千手ヶ浜の距離は歩いて15分ほどとそれほど離れてはいませんが、少し歩いただけで中禅寺湖の見え方が全く違っているのは面白いですね。

 

千手ヶ浜に行く場合は赤沼から低公害バスに乗車するか北岸を歩いて行く場合が多いです。

今回のコースはそれらに比べるとあまり知られていない穴場的なコースとなります。

しかし、実際に歩いてみると夏の奥日光の森の美しさ、湖岸の爽快さを一度に両方味わうことが出来る奥日光らしい贅沢なコースとなっています。是非、この夏に試してみてください!(福)

 

ブログの投稿に合わせてYouTubeに動画をupしました!是非ご覧ください!

 

~今回のコース~

今回歩いたコース(赤ライン部)のコースタイムは1時間30分強となっています。帰りは千手ヶ浜から低公害バス(青ライン部)を利用することで簡単に赤沼に戻ることが出来ます!是非ご活用ください。

低公害バスについて詳しくはこちら

 

★★イベント情報★★  

日光自然博物館では奥日光の大自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。

ラインナップはコチラ→7月8月

(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)

 

☆☆企画展情報☆☆

いよいよ7月15日から、夏の企画展「奥日光の昆虫展~ムシできないムシたち~」が始まります!

今回はちょっと地味だけど、自然を陰で支える、なくてはならない大切な存在!「分解者」に注目した企画展になっています!夏休みの自由研究などにもきっと役立ちますよ!ぜひ、夏休みご家族でお越しください。

期間:2023年7月15日(土)~ 2023年9月3日(日)