日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2021.09.24
新・山の上からこんにちはvol.432

<お知らせ>

新型コロナウィルスの影響に伴い、9月30日までの緊急事態宣言期間中、栃木県立日光自然博物館をはじめ当社管理施設を当面の期間臨時休館とさせていただいております。低公害バスの運行も見合わせといたします。

臨時休館中もお電話は受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の奥日光、天気は晴れ 気温は15℃(8:00時点)

※この記事の自然情報は9月22日時点のものです。

 

今回は群馬と栃木の県境にある金精山に登ってきました。標高1843mの金精トンネル横から標高2244mの山頂まで高低差にして約400m、往復で3時間半ほどのコースです。

 

登山道横のナナカマド、オオカメノキ、カエデ類など木々の葉の色付きが始まっており、緑の中に赤や黄色が混ざる秋らしい装いになっていました。それに加えこの日は快晴だったため、陽が黄色くなったナナカマドの葉に当たり金色に輝く様子まで楽しめました。

 

しかしこの登山道、注意が必要な箇所も多数あります。

特に山頂に至るまではかなり急な傾斜で岩場を登っていかなければなりません。ハシゴやロープが設置されている箇所もあり、時にそれにも頼りながらどこに足を置いてどう登ればより安全で楽か、考えながら登りました。

 

ちょっとした緊張感を持ちながら慎重に足を進めている中、落ち葉の間から飛び出してきたのは体長3cm程度のタゴガエル。

どこからかは分かりませんが、小さな体から考えるととんでもなく長い距離を登ってきたのでしょう。「ここまで登ってきて、あの変わらない表情の下で何を考えているのか、それとも何も考えていないのか」そんなことをぼんやり考えているながら、色付いた木に囲まれた登山道を登り続けていると・・・

 

ついに山頂に到着しました!!

山頂からは、雲に邪魔されることなく奥日光一帯を見回すことができました!上から見下ろすと、山の上の方から木の葉の色付きが始まり赤や黄色の部分が増えている様子、戦場ヶ原で草の紅葉、草紅葉が始まり薄い褐色に変わってきている様子が一挙に分かりました。(写真中央の湖は湯ノ湖、その右上の開けた部分が戦場ヶ原です)

 

今回は全体としては色付き始めでまだ緑が優勢でしたが。しかしこれから秋が深まり紅葉が進むとここから見られる景色の中に赤、黄と他の色が増えていくでしょう。その様子を想像して今からワクワクしてきました!(松)

 

★★イベント情報★★

少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。

ラインナップはこちら→10月11月12月

いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。