奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気はくもり、気温は9℃です。(8:00時点)※下記の情報は5月21日(水)時点のものです。
今回は湯ノ湖を一周してきました。約3km、サクサク歩くと1時間ちょっとのコースで、今の時期は多くの花が楽しめます。取材をした21日水曜日は気持ちよく晴れた夏日でした。
今の湯ノ湖はまさに花盛り!日光の春の代名詞、トウゴクミツバツツジやアズマシャクナゲはもちろん、他のお花や楽しみも
たくさん見つけられました。
まずは気になる方も多いトウゴクミツバツツジとアズマシャクナゲの様子です。
どちらも現在見頃ピーク!特に国道側の道のトウゴクミツバツツジは花数も多く見事でした。
山側はまだ蕾も多いので週明け後も見られそうです。
アズマシャクナゲは株によって咲き具合がまちまちですが、湯滝前の橋付近では見事!
こちらも山側のほうで蕾が多いのでまだ楽しめますよ!
ほかのお花たちだって負けていません。キランソウがたくさん咲いていました。
とても背の低い草で、日当たりのいい斜面に鮮やかな青紫の花をつけます。その花の形がペンギンのように見えて面白いので個人的に好きな花です。
その他、コミヤマカタバミやムラサキサギゴケ等も咲いていて足元の彩りが楽しい季節を迎えていました。
(写真はコミヤマカタバミ)
また、足元ではないのですが、おすすめのツツジがあります。
それがコヨウラクツツジ!
花は小指の爪よりも小さくて、鈴のように丸くてころんとしています。
そして色は赤と黄色のツートンカラー!まるで小さなリンゴです。
でも見てほしいのはお花だけじゃないんです。立ち止まってまわりを観察すると面白い発見があります。
私が大好きなもふもふがコヨウラクツツジの花に夢中になっていました。それがこれ!
(見惚れて写真が撮れなかったのでイラストで失礼します。)
マルハナバチが、大きな体で小さな花にしがみついて下向きになった花に頭をつっこんでいました。
あまりにも大変そうだったので他の止まりやすい花で蜜を集めればいいのでは?と心配してしまいました。
きっとおいしいんでしょうね。
花を求めるもふもふはまだいます。道中、ビロードツリアブという可愛いアブとたくさん出会いました。
大きさはだいたい黒豆くらいで、名前の通りビロードのような毛並み!
日当たりのよい場所でよくひなたぼっこをしているので目につきやすいです。
ブーンという羽音を立てるので怖がられてしまいますが、花の蜜を求めて飛び回っているだけなので
あまり怖がらずにそっと観察してみてください。そのかわいさにあなたもきっと夢中になりますよ!
湯ノ湖の山側は多少の上り下りがあり、段差があるので歩きやすい靴で行きましょう。
また、涼しい奥日光ですが、晴れた日は多めの水分補給を心がけましょう。
今回の記事を動画にしたのでぜひ併せてこちらもご覧ください!
おしらせ
日光自然博物館では春の企画展「奥日光の野鳥展」を開催中です。
そのほか、奥日光の自然を満喫するツアーも複数開催予定となっています。詳しくはこちら!