日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2024.03.01
新・山の上からこんにちはvol.550

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今日の奥日光の天気は雪、気温は0℃です。(8:00時点)※下記の情報は2月28日(水)時点のものです。

 

今回は戦場ヶ原を歩いてきました。先週は春の便りが届いた奥日光もここ数日の寒さで冬に逆戻り。

戦場ヶ原でも積雪が増え、湿原内も白さを取り戻していました。

 

そんな戦場ヶ原ですが日差しは暖かく、所々で鳥たちが目に止まります。

(写真はミソサザイ)

複数羽で木の実を食べていたキレンジャクやキツツキの仲間、梢を飛び回るカラ類、湯川沿いをうろうろするミソサザイなど賑やかな雰囲気を楽しめました!

 

さらにはこんな面白い痕跡も!

立ち枯れの樹皮がまるでピーラー剥かれたように綺麗に剥かれていました。

と言っても、実は木の枯れ方が剥くのにちょうどよかっただけかもしれませんが、これの犯人も実は鳥です。

おそらくカラ類などの小鳥が樹皮の下に潜む虫を求めて剥がしたと思われますが、さらに面白いのはここから。

剥かれて落ちた樹皮の周りをよく見ると、鳥の足跡や羽の跡が残っていたのです。

樹皮を剥がした犯人が横着して降り立ったのか、それともほかの鳥がやってきて、樹皮に残った虫のおこぼれを狙っていたのか…痕跡だけでははっきりとしたことは分かりませんが、だからこそ色々な想像が膨らみました。

 

鳥たちの出会いを楽しみつつ、戦場ヶ原の中心部に向けて歩いて行くと、先程の賑やかさとは打って変わって鳥たちの気配が無くなりどんどん静かになってしまいました。

 

耳を傾けても時折聞こえてくるは遥か上空の風のみ…

逆に言えば、雄大な山々、広がる空の青さ、そして広大な湿原の中に「自分以外何も存在しないのでは?」と錯覚してしまうような贅沢な感覚を味わえました。

 

鳥たちの賑わいの中にいたと思っていたら突然の静寂に包まれる…そんなコントラストも冬の戦場ヶ原の魅力。

これからは賑やかさが勝ってくるので、静寂と賑やかさ、正反対の戦場ヶ原を一緒に楽しめるのはまさに今だけ。

是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

~お知らせ~

雪解けが進み、冬のアクティビティシーズンは終わりを迎えつつありますが、日光自然博物館では3月もイベントを開催します!

冬の戦場ヶ原ガイドウォーク

 

 奥日光ファンの「戦場ヶ原をオールシーズン楽しみたい!」というお声にお応えし、冬の戦場ヶ原をネイチャーガイド 

 がご案内するガイドツアーを初開催!ライトに楽しみたい“一見さん”からヘビーリピーターの方まで、幅広い方にご参  

 加いただけます。

 

奥日光で楽しく学ぼう!生物多様性

 

 奥日光は日光国立公園に指定されており、森林、湿原、川、湖、2,000m級の山々と多様な環境が揃い、棲む動物、植 

 物も多様!「生物多様性」を知るにはもってこいな場所!ツアーの前半はスライドと博物館の体感型の展示で生物多様

 性と奥日光を知り、後半は森で五感を使いながら、生き物たちの「つながり」を紐解いていきます。

 

是非お申し込みください。