日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.03.31
新・山の上からこんにちはvol.507

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は曇り、気温は9℃。(8:00時点)※下記の情報は3月27日(月)時点のものです。

 

今回は奥日光から少しだけ離れ、日光市内へ。

日光市内の目玉といえば世界遺産でもある二社一寺ですが・・・

今回はそこから少しだけ北、東照宮の裏手から滝尾神社を通り1周する、「史跡探勝路」を歩きました。

「史跡探勝路」は、道中で「白糸の滝」をはじめとした自然を楽しみながら・・・

日光開山の祖である勝道上人を祀る開山堂などの史跡を辿る他

鳥居の中心に空いた穴に、ボールを通すことが出来れば願いが叶うと言われる「運試しの鳥居」

といったパワースポットを巡る、2時間ほどのコースです。

今回は奥日光より一足早い春の到来を探しに行きます。

出発地点「東照宮大駐車場」付近で、早速アカヤシオの花を発見!

奥日光を代表する春の花ですが、奥日光で咲き始めるのは例年5月の初め頃。

つぼみも多いものの、春本番にはまだ早い奥日光との気温の差を感じます。

 

いきなりの出会いにわくわくしつつ歩いていくと、大きな杉の木たちがお出迎え。

ここの杉は「昌源杉」と呼ばれ、樹齢500年以上のものもあるそうです。

常緑樹である杉の存在がひときわ目立つ、他の植物が生い茂る前の今の時期に歩くのが私のオススメ!

 

更に進み、二荒山神社へ向かう道のそばでも春の花「ミツマタ」を発見。

名前の通り、三つに分かれた枝先に淡い黄色の花を付けるのが特徴的です。

古くから和紙や紙幣の材料としても用いられているミツマタ、実は花からとても良い匂いがするので、私は見かけるたびについつい嗅いでしまいます。見かけた際はぜひそっと嗅いでみてください。

 

また、ミツマタは、万葉集では「サキクサ」とも呼ばれ、縁起物としても親しまれていたそうです。

そんな縁起ものである花が、神聖な二社一寺で生育しているのを見ると、何だかさらに嬉しい気持ちになりますね。

歴史を楽しむ傍ら、ぜひ自然からもご縁を頂きながら日光を歩くのはいかがでしょうか(kobo)

 

※追記 当記事に関連するYoutubeの動画を作成しました。是非ご覧ください!👇👇

★☆★ 日光自然博物館 リニューアルオープン ★☆★

 

栃木県立日光自然博物館は展示室の改装を終え3月31日にリニューアルオープンします!

以前とはガラリと雰囲気の変わった展示を、ぜひご覧ください♪

 

オープン ☞ 令和5月3月31日(金) 10:00~16:00

 

※4月1日(土)からは開館時間が変更となり、9:00~17:00となります。ご注意ください。

※最終入館は閉館時刻30分前です。

※4月は月曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)が休館日です。

5~11月は曜日に関係なく開館いたします。