日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2021.07.30
新・山の上からこんにちはvol.425(追記:動画のリンクを記載しました)

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の奥日光、天気は曇り、気温は19℃(8:00時点)

※この記事の自然情報は7月28日時点のものです。

 

今回は中禅寺湖北岸を千手ヶ浜から菖蒲ヶ浜まで歩いてきました。前回歩いたのが5月中旬で、芽吹きもまだの景色だったので、取材当日は夏になり葉が生い茂りまるで別の場所になったのではないかと思うほど様変わりしていました!

 

歩き始めてすぐに路肩の草陰から何やら視線を感じました。

視線の正体はニホントカゲ!ばっちり目があいました。

実際に見つけたのは今回が初めてだったのでじっくり観察しようと近づくと、あっという間にどこかへ隠れてしまいました…

 

 

またトカゲに会えないかと足元ばかり見てあるいると、いつの間にか熊窪に。

顔を上げてみると、夏の熊窪は驚くべき姿になっていました!

そこはまるで南国のプライベートビーチのよう!

青い空、白い雲、押し寄せる波の音、輝く砂浜の眺めつつ、ちょっとしたバカンス気分を味わいながらつい時間を忘れて優雅なひと時を楽しんでしまいました。

 

 

バカンス気分もそこそこに菖蒲ヶ浜へ向かって歩いていると、目の前を薄い青色の蝶がふわふわと舞いながら通り過ぎていきていきました。

お!あれはもしや!と思い行き先を追って、花に止まったところを確認すると…

やはり正体はアサギマダラでした!

アサギマダラは長い旅をする蝶として有名です。春から夏は涼しいところへ北上し、秋から冬にかけては暖かいところへ南下するといわれています。なんと2000㎞以上も移動したという記録もあるんだそうですよ!

もしアサギマダラと話ができるなら、長旅の思い出話を聞かせてもらいたいですね。

 

 

自然の中を歩くときは見つけにくい小さな発見や、不意の出会いを大切にすると、より自然を楽しむことができますよ!

 

今回ご紹介したものの他にも夏の中禅寺湖北岸にはまだまだ魅力がたくさんあります!赤沼車庫発着の低公害バスで千手ヶ浜まで簡単にアクセスできますので、お越しの際は熱中症対策を忘れずにお楽しみください!(輪)

 

 

今回の動画を公開しています。

↓↓ぜひご覧ください↓↓

 

 

★★イベント情報★★

少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。

ラインナップはコチラ→8月 9月

いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。

 

☆☆企画展情報☆☆

「ちょっとディープな日光の自然ガイド」

令和3年1月~3月に開催された栃木県立博物館の企画展「ちょっとディープな日光の自然ガイド」

私たちも一部作成に協力したこの企画展の展示パネルを自然体験活動を中心に活動する日光自然博物館らしいものにアレンジしました。日光の成り立ちや各環境の動植物の紹介など総括的な知識に加え、様々な自然観察のポイントをご提案する展示です。
より深くたっぷりと奥日光の自然を楽しむヒントが満載!ぜひご覧ください。

期間:2020年7月17日(土)~ 2021年8月29日(日)