奥日光地域では竜頭滝・湯ノ湖などで紅葉が見頃を迎えており、それらのポイントに続き見頃を迎えると予想される西ノ湖へ行ってきました。今回は西ノ湖の紅葉状況とともに、ただ葉の色付きを見るだけではない、紅葉シーズンの楽しみ方もお伝えします。

西ノ湖へ行く途中、傍に行くと甘い匂いが漂っている木があります。こんな木です。

葉が落ちて発酵することでバニラのような匂いが出ます。黄色く美しい葉を鑑賞しつつバニラのような匂いを楽しむ、一石二鳥です。

匂いに誘われたのかは分かりませんが、エルタテハが飛んできて葉に埋もれるような格好になりました。その位置だと匂いはどんな感じなんでしょうか？

バニラと聞くと美味しそうな感じですが、他にもこんなものが。キュウリのような模様の枝ですよ。

カエデの仲間の1種、ウリハダカエデの枝です。この特徴的な枝から名前がつきました。この時期、一番先にきれいに色付いた葉に目がいきがちですが、その後で是非木そのものも見てみましょう。紅葉してきれいというだけでない、面白い個性を持った木にもきっと出会えます。

そうこうしているうちに、森を抜け西ノ湖が見えました。

周囲の山肌を見渡すと下の方も色付いており、見頃始まりといった状況でした。赤・黄・橙・緑と山肌に何色も見え、その光景は大量のブロッコリーの中に他の色とりどりの野菜を盛り付けたサラダのよう、色付きの様子を見るとピークまではもう少しという様子だったのでこの西ノ湖サラダの盛り付けがどう変わるか、楽しみです。

今回は私なりの紅葉の楽しみ方を紹介しました。紅葉に限らず自然の楽しみ方は無限にあるものだと思います。皆様にもそれぞれの楽しみ方を実践してみていただきたいです。その助けとなるように我々も日々の活動の中でさまざまな楽しみ方を発信していきます。（松）

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