日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2019.04.11
冬に逆戻りの戦場ヶ原からこんにちは!

4月9、10日と、日光市内ではニュースにも取り上げられるくらいの大雪が降りました。

今朝(11日朝)の降りやんだ時点では20cm以上の積雪となっており、街中は一面真っ白、真冬に戻った雰囲気でした。むしろ、1~2晩での降雪量としては、今季一番多かったのでは!?と思えるくらい。

 

ということは、4月7日に見に行ったのが最後の戦場ヶ原も様変わりしているハズ……!ということで、湯滝から赤沼までを歩いてきました。

 

 

湯滝の両斜面の木やササ、地面にたっぷり着雪しており、真っ白!冬!ステキ!

 

しかし、ここまでの道のりは長く険しいのです……

湯滝駐車場は未だ冬季閉鎖中ですので、アクセス方法はバスのみ。さらに、バス停~湯滝の坂道の除雪がなされていないので、20cmほど積もった雪を踏み分けて歩いていくしかありません。

(これはこれで気持ちいいのですが……♪)

 

 

ちなみに、今回の終着地点であった赤沼駐車場も、除雪の目処がたっていないとのことで、雪がとけるまで利用できなそうです。

 

 

湯滝の売店横から自然研究路に入っていきます。

光徳分岐までは、木道が2列に分かれているところが多いのですが、列の間(段差)にも雪が積もっており、木道との区別がつきにくいため、油断をすると間にすっぽりはまります。

 

さらに、今回の雪は春の雪、湿っぽく塊になりやすいため、たっぷり積もった上を踏むと、

靴の下でプチ雪崩が起こり、油断すると足を滑らせます。足元を確かめながら慎重に……!

 

 

泉門池で景色に癒されつつ進みます。

 

戦場ヶ原周辺は、それまでの森林内よりも平坦で広い道が多く、かつ木道全面が雪で覆われているため、スノーシューの方が歩きやすそうでした。週末の土日は暖かくなる予報なので、そこで融雪が進むまでのわずかな間はスノーシューが活躍しそうです。

※木道が露出したところをスノーシューで踏むと傷んでしまうため、お気を付けください。

 

 

多くの観光客の方が「ちょっと足を伸ばしてみようか!」と歩いてみる、赤沼~徒歩10分ほどの展望デッキまでも、この通り雪が深いです。(運動靴やスノーブーツの踏み跡がトレースになっていました)

 

まだまだ冬の様相の奥日光。

遊びにいらっしゃる際には、まだ油断せず、冬タイヤや防水性の高い靴など、真冬装備でお越しくださいね。(山)

 

 

P.S.

鳥たちはだんだん冬と夏が入り乱れた様相になってきている、そんな矛盾。

ルリビタキ(ひどく見にくいのはご容赦ください……)