日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

    2024.06.28
    新・山の上からこんにちはvol.567

    奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

     

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    今朝の博物館周辺の天気はくもり、気温は16℃。(8:00時点)

     

    ※下記の情報は6月27日(水)時点のものです。

     

     

    今回は、湯元を起点として、緑深まる切込湖・刈込湖へ行ってきました。

    隣り合った2つの湖の手前側に位置する刈込湖までは、片道約2時間ほどの道のりです。奥日光は戦場ヶ原を始めとして、比較的平坦な地形の中をハイキングすることが出来ますが、今回のコースは片道だけで約300mの標高差があります。

    金精道路から小峠へ向かう道沿いは両側が急斜面で、深い谷地形になっています。

    歩いていると谷中に響き渡る透き通った声の野鳥のさえずりが聞こえてきました。

    声の正体はオオルリです!口笛では到底まねできないような複雑で美しい声を持つため、日本三鳴鳥に指定されています。オオルリの他の2種には、ウグイスとコマドリが指定されています。ウグイスの鳴き声は馴染みがあるかと思いますが、コマドリは亜高山帯の針葉樹林に生息する為、なかなかその鳴き声を聞くことは難しい鳥です。

     

    金精道路を出発してから40分程登った小峠を過ぎた辺りからは、シラビソやコメツガなどの美しい針葉樹林へと移り変わり、林床を覆う様に苔が生えた神秘的な雰囲気になってきました。

    そして、鬱蒼とした森の中を刈込湖へと下っていく最中、森の中に突然「ヒンカラカラカラ」という甲高い音が響き渡りました。コマドリのさえずりです!

    何の前触れもなく、鬱蒼とした森の静寂を破るその鳴き声は、美しく、緊張感のようなものも感じさせてくれる、まさに日本三鳴鳥にふさわしい声だと感じました。

    階段や急な下り道を進む事約30分、ようやく森を抜け、目の前の景色が一気に開け、刈込湖に到着!

    360°を山に囲まれた湖面はエメラルドグリーンに輝きて、時折涼しい風も吹き、森の中の雰囲気とはちがい、いつまでもゆったりしていたくなるような落ち着く風景でした。

     

    今回歩いたコースは高低差があり、所により急な登りもある為、トレッキングシューズや登山靴を履いて足元に注意しながら歩く必要がありますが、森の中から湖まで変化にとんだ景色を楽しむ事ができ、生き物にも目を向ければ、戦場ヶ原周辺では味わうことが出来ない、亜高山帯ならではの自然を満喫することが出来ますよ。(鈴)

     

    おまけ

     

    刈込湖からもう少し足を延ばすと、、、

     

    切込湖(+20分)

    切込湖に向かう道中は、刈込湖のエメラルドグリーンの湖面を横目に森の中のハイキングが楽しめますよ♪

     

    涸沼(+60分)

     

    山王峠を経由して光徳園地に抜ける事ができます。

     

    ※写真は同日「 6/27(水)」

     

     

    お知らせ

    日光自然博物館 ~夏の企画展 ~ 『 水の中からこんにちは【 奥日光水辺の生き物展 】』を開催します!