日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2024.01.26
新・山の上からこんにちはvol.546

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は晴れ、気温は-5℃です。(8:00時点)※下記の情報は1月26日(金)時点のものです。

 

今回は赤沼駐車場から戦場ヶ原を通り、泉門池まで片道約一時間のコースを往復しました。取材日の24日水曜日は-10℃で雪が降っており、風も強い日でした。

雪は道中止むことなく降っていたので、帰りには行きの足跡が隠れていました。日によってあっという間に積雪状況が変わるため、お越しの際はその時々で適切な装備ができるよう準備が必要です。

 

そんな中、神話で神様が流した血といわれる赤い川が雪の白に映えてより赤く見えました。

実際は鉄分を含む底の土が赤く見えているものですが、昔の人がそう言い伝えたのも納得の景色なんです。雪と赤い川のコントラストは完全に雪と氷に覆われる前だからこそ見られるものなので是非見ていただきたいです。

 

寒さの中で見られる不思議なものはまだあります!
これは刀でまっすぐ縦に斬られたような木。木道からもすぐ近くで見られますよ。

よく見るとくっついている地衣類も一緒に真っ二つになっていてなんだかかわいそう……

これは凍裂といって、木の中の水分が凍って膨張し、幹が裂けてしまうんです。戦場ヶ原では-20℃まで冷え込むことがあるため、道中いくつか見ることができますよ。割れる瞬間は静かな日だとパン!と銃声のような音が辺りに響くのでビックリします。

 

そして、雪の降っていて風が強い日だからこそ見られたものがあります。

湿原が雪原に変わる今、風が強い日は開けたところにあるデッキからダイナミックな地吹雪を見ることができます。

風が雪を高く巻き上げ、戦場ヶ原を駆け回っているように見えました。こちらは動画を撮ったので是非youtubeからご覧ください!

一般的にあまりいいイメージを持たれない地吹雪ですが、地面に軽い粉雪があって風がある程度強くないと見られない現象でもあります。今シーズンでは一番の迫力でした。厳重な防寒対策をしていれば安全に自然の力を感じることができますよ。

 

冬の戦場ヶ原は他にも、霧の日は木の枝や周りの植物に霧が凍り付いてきらきらと輝く霧氷が見られたり、快晴で風の無い幸運な日にはダイヤモンドダストが見られるかもしれません。日によって景色を変える戦場ヶ原を楽しんでいただきたいです。

(※画像は今年1月20日撮影の霧氷)

 

様々な表情を見せてくれる戦場ヶ原ですが、天候の変化で足元の状況が大きく変わることがあります。重ね着をして防寒対策をしたり、足元の装備を備えて安全に冬のハイキングを楽しんでくださいね。また、地吹雪などで視界が悪い日は道迷いにも十分ご注意ください。(冴)

 

今回の記事を動画にしました。良ければこちらも併せてご覧ください!

 

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おしらせ

 

日光自然博物館では冬の奥日光を楽しむことができる各種ツアーを企画しています。小さなお子様も楽しめるちびっこスノーシューや、絶景を目指して冬山にチャレンジできる氷瀑トレッキングなど盛りだくさんです!その他ツアーや詳細はこちらからどうぞ!