日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.04.21
新・山の上からこんにちはvol.510

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は晴れ、気温は14℃。(8:00時点)※下記の情報は4月19日(水)時点のものです。

 

今回は明日から運行開始となる低公害バスで行くことが出来る西ノ湖から、千手の森歩道を歩いて、千手ヶ浜まで徒歩1時間30分ほどの距離を歩いてきました。

 

まずは、西ノ湖の様子から!

西ノ湖の様子は、水量が少なく全体の2割ほどの面積でした。西ノ湖は時期によって水量の増減が激しく、冬から春にかけては水量が少ないことが多いです。

 

しかし、水量が少ないからこそ楽しめる景色もあるんですよ!

西ノ湖を中心に向かって進んで周りの景色をぐるっと見渡すと、自分を取り囲む雄大な山々や深い森をパノラマで楽しむことが出来るのです!(是非その様子は動画でご覧ください!)

 

水が少ない西ノ湖を見ると「周囲はまだ冬なのかな?」と思っていると季節はしっかりと進んでいました。

西ノ湖の周辺に多く生育しているカラマツを見ると、枝先がほんのり緑色に色づいていました!

カラマツが芽吹いていたのです!

西ノ湖周辺のカラマツは標高や地形の影響か他の場所に比べて芽吹きが早い印象を受けます。

「奥日光でいち早く新緑を楽しみたい!!」ということであればおすすめですよ♪

 

更に進んで千手の森歩道を歩いていると、鳥たちの気配が多くありました。

中でも今回、嬉しかった出会いはニュウナイスズメです!

一般的なスズメと違い、頬に黒い点がないのが特徴⇩

また、奥日光では春の訪れとともに姿を現す夏鳥です。

賑やかなカラ類のさえずりに混ざって姿を現したときは改めて春の訪れを感じました。

 

そんな嬉しい出会いに癒されながら、千手ヶ浜に到着すると最高の景色が待っていました!

澄み渡る空と青い湖に残雪の男体山が映えていたのです。

春は空気中にちりなどが舞い、どうして景色が霞んでしまうことが多いのですが、今回は幸運にも取材前日に降った雨と強風のおかげで澄んだ空気の中で見ることが出来ました!

 

今回紹介した西ノ湖、千手ヶ浜はその時々によって表情を変えます。

その時にしか見ることが出来ない絶景を求めて足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

今回のコース

西ノ湖バス停までの赤マーカ―部分は低公害バスのご利用が便利です!

赤沼自然情報センター前を出発して25分ほどで到着します。(詳しくはこちら

 

ブログの内容に合わせてYouTubeに動画をアップしました。

ぜひ、ご覧ください!

 

~お知らせ~

日光自然博物館ではネイチャーガイド(自然解説員)がご案内する自然体験ツアーを実施中です!

お申込みはこちらから→4月5月