日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.03.11
日光自然博物館冬イベント「早春のフィールドワーク」を開催しました!

本日、「早春のフィールドワーク」というイベントを開催いたしました。

 

森の中で虫の食べ跡、動物のフン等々、それらの自然の落とし物を探し、見たり触れたりすることで、そこから生き物の暮らしや自然とのかかわり(生態系)を紐解いていこうというイベントです。

 

例えば…

ボロボロになった倒木にはカミキリムシの幼虫が木の中で成長し、木から出たときの跡があったり、子供なら座れそうなほどの大きなキノコがついていたり!

 

シカが木の皮を食べた跡から、シカの増加が問題になっていること。ある生き物が増加するとバランスが崩れ他の生き物にも多大な影響がでてしまうこと・生き物のつながり(生態系)は複雑であり繊細であることなどをお話しさせていただきました。

 

そして、今回一番お客様の反応が良かったのが…

シカの骨!

頭の骨や足の骨、下あごの歯などいろんな部位の骨を観察することができました。また、角も見つけたのですが、角には誰かの噛み跡のようなものが!カルシウム摂取のためか、はたまたネズミなどが歯をけずるためか...ともかく自然には無駄なものがないということも学べた一日でした。

 

本イベントを通して、さらに自然の楽しみ方が増えたり生き物のつながりに気づいていただける機会になりましたら嬉しいです。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!(小・福・渋)