日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2022.03.25
新・山の上からこんにちはvol.457
 

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は晴れ、気温は0℃。(8:00時点)

 

※下記の自然情報は3月23日時点のものです。

 

暖かくなってきたと思えば急に冷え込み、しっかりとした積雪になった奥日光。

今後も暖かくなる予報も出ていますが、まだまだ油断は禁物。

奥日光へは、人も車も冬装備は欠かせません。

 

そんな奥日光ですが、今回は世界遺産に登録されている日光の社寺、二社一寺周辺へ行き、少し早い春を先取り!しに行きました。

しかし、行った日の前日降った大雪で周囲は雪景色!

杉の木に雪が積もり幻想的な雰囲気に包まれた参道。

特に印象的だったのは、日光東照宮の表門へ続く石段を上がった左手にある五重塔。

雪化粧をした木々の間に聳え立つ姿はとても優美。

 

そんな中今回は、滝尾神社コースを歩きました。

二荒山神社の別宮で本宮から北に約1㎞の位置にある滝尾神社を回ることができるコースです。

このコースは、「史跡探勝路」とも呼ばれ、一周2~3時間で回ることができます。

今回は日光東照宮の表門手前から右手に続く道を進みコースに入りました。

 

杉の巨木に囲まれた石畳の道を進みます。

ここの杉は「昌源杉」と呼ばれ、樹齢500年以上なのだそうです。

人の何世代もの時代を見てきたであろう巨大な杉に囲まれた森の中と考えるとそれだけで神秘的ですが、雪景色が相まってさらに幻想的。

 

滝尾神社手前には二荒山神社へ向かう分岐があり、そこから二荒山神社へ向かいます。

この道もしばらく幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

春を探しに来たのに雪景色の紹介になってしまいましたが、季節も着実に進んでいます。

この道の途中で特徴的な形の低木、ミツマタを発見しました。

名前の通り、三つに枝分かれした先で複数の黄色く小さな花を密集して咲かせます。

まだつぼみですが、この様子だと今週末は開花しているかもしれませんね。

 

二荒山神社まで抜けると、その先は西参道の緩やかな坂へ続きます。

ここの石垣の上にもいくつもミツマタがありました。

ミツマタは万葉集の時代から親しまれ「サキクサ」とも呼ばれ、吉兆・良いことの前ぶれとして縁起のよい植物なのだそうです。

 

二荒山神社は、縁結びの神・大己貴命(おおなむちのみこと)が鎮座する神社。

そこまでの緩やかな坂は「良い縁坂」と呼ばれます。

そこで見るミツマタの花となればより縁起がよさそうですよね。

ちなみに滝尾神社に鎮座するのは、子授け安産の神で大己貴命の妃神・田心姫命(たごりひめのみこと)です。

 

日光の社寺は世界文化遺産ですが、その歴史と周囲の自然は密接に関係しています。

いろは坂より下は歴史、上は自然と分けられがちですが、いずれも自然tこれまでの歴史があって今があります。

日光全体を歴史と自然のどちらかでなく、双方の視点で紐づけて見ることでより深く知ることができるでしょう。

 

(Hori)

 

動画もぜひご覧ください↓

 

★★イベント情報★★  

少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。

ラインナップはコチラ→4月5月6月

(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)

 

 

☆☆企画展情報☆☆

冬の企画展 地域の記憶展「国立公園指定以後 湖辺に棲む ―住環境意識の変容」

長い奥日光・中禅寺地区の歴史の中で昭和9年の国立公園指定以降の人々の「住環境意識の変容」にスポットを当てます。奥日光中禅寺を取り巻く状況や人々の暮らしの変化と絡め、多くの貴重な資料で綴る物語・・・ぜひご覧ください。

期間:2021年12月18日(土)~ 2022年4月17日(日)