日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2018.10.25
新・山の上からこんにちはvol.285

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

■ 今朝の奥日光の天気は晴れ、気温は8℃(博物館周辺 8:30時点)

 

例年より暖かい秋を迎えていた奥日光でも、先日ようやく初氷が張るなど冷え込んできました。

紅葉もいよいよ中禅寺湖畔や華厳滝、いろは坂の上部が見頃となっています。

今の時期、戦場ヶ原と小田代原の紅葉は、“アンカー”にバトンタッチしつつあります。

 

戦場ヶ原の草紅葉ならぬ草黄葉。

イネ科やカヤツリグサ科を中心とした草本が黄色く色付き、

ホザキシモツケの赤とはまた違った良さがあります。

 

この写真を撮影したのは赤沼から徒歩約30分の地点ですが、

最短のスポットまでは往復でも30分ほどで行けるため、

「ちょっとだけ歩いて景色を見たい!」という方におススメです。

 

 

周辺に多く見られるカラマツの黄葉も、広い範囲で見頃に。

やはり黄色は青空によく映えますね。

 

こちらは有名な小田代原のカラマツ林。

幻の湖「小田代湖」も小規模ながらまだ残っています。

撮影当初は曇ってしまいしっとりと色濃い様子でしたが…

 

一たび日が差すとご覧のとおり、通称“金屏風”は伊達じゃない!

こちらは赤沼から歩くと片道50分ほどかかりますが、

低公害バスを利用すればちょうど1時間で往復できます。

 

カラマツの黄葉は他の紅葉と比べ特に見頃が短く、

今週末を逃してしまうとボリュームダウンしてしまいそう。

お見逃しなく!

 

なお、私の様に「いずれも捨てがたい!!」という欲張りな方は、

赤沼自然情報センターでコースのご案内をしていますので是非お立ち寄りを。

 

他にも、ニホンジカの盛んなラッティングコール(繁殖期特有のオスの声)が響き、

渡来を始めた冬鳥などもぽつぽつ見られ始め、いよいよ晩秋となってきました。

しっかりとした防寒着と雨具は必須です。

 

(T-村)

 

 

☆ イベント情報 ☆

★ 奥日光星ふる夕べ

絶好の天体観察スポット・中禅寺湖畔ボートハウスから、解説員による星の話を聞きながら満天の星空を眺めませんか。

日時:平成30年11月17日(土)19:30~21:00

申込:当日16:30まで、お電話(0288-55-0880)または博物館受付にて

料金:一律1,000円

 

★ オオワシ・オジロワシを探そう!2018 ~千手ヶ浜編~

日時:平成30年11月23日(金・祝)8:30集合受付~12:05解散

申込:11月22日(木)16:00までに、お電話(0288-55-0880)にて

料金: 大人1,000円、中学生以下500円 

※別料金で、低公害バス往復料金 中学生以上600円、小学生300円がかかります。

 

★ オオワシ・オジロワシを探そう!2018 ~ボートハウス編~

日時:平成30年12月8日(土)9:00開始~11:00解散

申込:12月7日(金)16:00までに、お電話(0288-55-0880)にて

料金:大人1,000円、中学生以下500円

 

◆ 企画展情報 ◆

 

★ 奥日光のフォトスポット展

気軽に行ける場所から一日がかりの難所まで、奥日光に点在するフォトスポットの数々を美しい写真でご紹介。

また、地元の県立日光明峰高等学校とタイアップし、写真部の皆さんの作品も展示します。

期間:平成30年9月8日(土)~平成30年11月18日(日)