日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2016.02.17
新・山の上からこんにちは vol.147

こんにちは、日光自然博物館です。

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

■ 今朝の奥日光は-1℃ (博物館周辺 8:00時点)

今回は戦場ヶ原を歩いてきました。赤沼から入り光徳入口にぬける奥日光ハイキングの定番コースの一つです。

戦場ヶ原は先月もご紹介しましたが、その際に殆ど雪がありませんでした。

1月中下旬辺りから少ないながらもようやく雪がふりだし、雪化粧の戦場ヶ原を見ることがができました。

雪がレフ版のかわりになり、花が終わってしまった木々も雪景色良いアクセントになっていました。

 (写真)レンゲツツジ

雪ならでは楽しみは動物たちと足跡を見つけやすい事。今回は小さなネズミの足跡や、テンが橋からジャンプして川の氷を割ってしまった跡、赤い川に入ってしまって、しばらく赤い足跡が雪を染めていたりと形やつき方も様々でした。

 

景色はまだまだ冬ではありますが、木々にはゴジュウカラやコゲラがさえずっていたりと春の訪れも感じます。

また、木道の下に水たまりができていました。ちょうど昨年の4月にヤマアカガエルの卵塊があり、春の観察会の事を思い出しました。

 最近までは「積もれ、積もれ(雪)」と思っていたのにわがままながら既にアズマヒキガエルのガマ合戦やカラマツの芽吹きなど春の訪れに思いをはせてしまいます。

 今回歩いたコースは比較的人が歩いているので踏み跡がしっかりしているので、トレッキングシューズにスパッツ程度で十分ですが、まだまだ雪の降る時期ですし、温かくなれば今度は踏み抜きなども心配されますので、しっかりとした装備で散策をお楽しみください。

(岩)