小田代原から西ノ湖に向かって歩いている途中、木がもしゃもしゃっとかたまっているのを見かけました。
鳥の巣?・・・いえいえ、これは「くまだな」と呼ばれるもので、クマがそこで食事をしたあとです。何を食べたのか?そこに答えがありますね。クマは枝の先についていたどんぐりを食べたのです。今の時期は、木の実や果物などをよく食べています。枝を折ってはその先の実を食べ、食べ終わった枝は捨ててしまうので、それがたまると鳥の巣みたいな枝の束が出来るわけです。
「クマ」って聞くとすごく怖がる人も多いと思いますが、クマだって人のことを怖がっています。人と会わないところに食べ物があれば、わざわざ危険をおかして人の近くに来る必要もないんです。できればお互いぶつからないようにうまくやっていきたいものですね。 (こま)